栃木県 看護大学の偏差値一覧と、現役職員が読み解く4校の特色をまとめています。
看護師を目指す高校生の方へ。栃木県の看護大学は全4校、いずれも私立大学で、国公立大学の看護学部設置はありません。全国47都道府県が共同設立した自治医科大学、大学病院を擁する獨協医科大学、医療福祉の総合大学である国際医療福祉大学、伝統ある足利大学と、4校とも大学附属の大規模病院が身近にあるのが栃木の大きな特徴です。
💡 この記事のポイント
- 栃木県の看護大学は全4校(すべて私立)
- 自治医科大学・国際医療福祉大学が第115回国試で100.0%を達成
- 自治医科大学は47都道府県が共同設立した全国唯一の大学
- 獨協医科大学は2024年度から定員50名増員し、保健師・助産師・養護教諭も選択できる課程に
- 4校とも大学附属病院が実習・就職の中心で、進路の見通しが立てやすい

栃木県の看護大学 偏差値一覧【2027年版】
全4校の偏差値・所在地一覧
偏差値は看護系予備校や模擬試験のデータをもとにした目安です。栃木は4校ともいずれも大学附属病院を持つ医療系大学で、偏差値43〜47.5と比較的近い水準にまとまっています。
※偏差値は看護系予備校・模擬試験データをもとにした目安です。住所は各大学公式サイトで確認しています。
偏差値の見方と注意点
栃木の看護大学で特に意識してほしいのは、偏差値の水準が近い4校でも、母体や教育の性格がまったく異なるという点です。自治医科大学は全国の都道府県が共同で設立した特別な大学、獨協医科大学・国際医療福祉大学は大規模な医療福祉グループ、足利大学は地域に根ざした伝統校と、それぞれの成り立ちが教育の中身に直結しています。
また、自治医科大学・国際医療福祉大学は第115回国試で100.0%を達成していますが、偏差値の高さだけが理由ではなく、実習体制や国試対策の充実度によるところが大きいと考えられます。偏差値と合わせて、附属病院の規模や取得できる資格の幅まで確認することをおすすめします。
栃木県の看護大学 4校を徹底比較
栃木は4校とも私立大学のため、それぞれの特色を詳しくご紹介します。
自治医科大学
国際医療福祉大学
獨協医科大学
足利大学
栃木の看護大学を選ぶポイント
国試合格率で選ぶ
第115回看護師国家試験(2026年)の全国平均合格率は88.3%、新卒に限ると94.1%でした(厚生労働省発表)。栃木は4校中2校(自治医科大学・国際医療福祉大学)が受験者全員合格の100.0%を達成し、獨協医科大学96.0%・足利大学94.6%も全国平均を上回っています。
ただし、1年だけの合格率で判断するのは早計です。オープンキャンパスでは「過去3年分の合格率」と「受験者数」をセットで質問してみてください。100名を超える規模で高水準を維持できているかは、国試対策の安定性を測る良い指標になります。
取得できる資格の幅で選ぶ
自治医科大学は保健師が卒業要件として必修で、助産師も選択制(定員5名程度)で取得できます。獨協医科大学は2024年度から看護師・保健師・助産師・養護教諭一種の中から選べる柔軟な課程になりました。足利大学は保健師(定員80名)・養護教諭一種を選択制で、国際医療福祉大学も保健師を選択制で取得可能です。「入学時から進路を絞りたいか」「学びながら決めたいか」で選び方が変わります。
大学附属病院・実習環境で選ぶ
栃木の4校はいずれも大学附属または系列の病院が実習・就職の中心になっています。自治医科大学は附属病院にくわえ附属さいたま医療センター、獨協医科大学は本院・埼玉医療センター・日光医療センターの3拠点、国際医療福祉大学はグループ内の複数病院、足利大学は足利赤十字病院など地域の基幹病院と連携しています。附属病院の規模や診療科の幅は、実習の質に直結する重要なポイントです。
立地・通学のしやすさで選ぶ
自治医科大学は下野市、獨協医科大学は壬生町、国際医療福祉大学は大田原市、足利大学は足利市と、県内の異なるエリアにキャンパスがあります。東京・埼玉・群馬方面からの通学を考える場合は南部の足利市・壬生町が、県北で学びたい場合は大田原市の国際医療福祉大学が候補になります。通学時間と一人暮らしの費用もあわせて検討しましょう。
栃木県の看護大学に関するよくある質問
Q. 栃木県内に国公立の看護大学はある?
いいえ、栃木県内の看護系大学は自治医科大学・獨協医科大学・国際医療福祉大学・足利大学の4校すべてが私立大学で、国公立大学の看護学部設置はありません。国公立を希望する場合は、隣接する茨城県・群馬県・埼玉県なども選択肢に入れて検討することになります。
Q. 保健師・助産師も同時に目指せる大学は?
自治医科大学は保健師が卒業要件として必修で、助産師も選択制(定員5名程度)です。獨協医科大学は2024年度から看護師・保健師・助産師・養護教諭一種の中から選べる課程になりました。足利大学は保健師(定員80名)・養護教諭一種を選択制で取得できます。
Q. 自治医科大学はどんな大学?
へき地医療の確保を目的に、昭和47年に全国47都道府県が共同で設立した、全国でも珍しい成り立ちを持つ私立大学です。看護学部では保健師資格が必修で、地域医療を支える人材の育成に力を入れています。第115回国試では受験105名全員が合格しました。
Q. 獨協医科大学の定員増について教えて
獨協医科大学看護学部は2024年4月より入学定員を50名増員し、あわせて教育課程も一部変更されました。看護師に加えて保健師・助産師・養護教諭一種のいずれかを、入学後に自ら選択できる仕組みになっています。1年次から看護学実習が始まるのも特徴です。
Q. 東京・埼玉方面からも通える大学は?
足利市の足利大学や壬生町の獨協医科大学は、東武線・JR両毛線などを利用して東京・埼玉・群馬方面からの通学者もいます。大田原市の国際医療福祉大学は県北に位置し、那須塩原駅からのアクセスとなります。通学時間と住居費もあわせて検討しましょう。
Q. 偏差値が近い4校、何で差をつければいい?
栃木の4校は偏差値43〜47.5と比較的近い水準にまとまっているため、偏差値だけでの比較は難しい面があります。大学の成り立ち(自治医科大学の47都道府県共同設立など)、取得できる資格の幅、附属病院の規模、通学のしやすさといった複数の視点で比較することをおすすめします。
まとめ
栃木県の看護大学は全4校、すべて私立大学です。自治医科大学は全国47都道府県共同設立という特別な成り立ちと保健師必修の教育、国際医療福祉大学は医療福祉グループの規模とネットワーク、獨協医科大学は2024年度からの定員増と資格選択の柔軟性、足利大学は地域に根ざした伝統校としての強みと、4校それぞれに明確な個性があります。第115回国試では自治医科大学・国際医療福祉大学がともに100.0%を達成し、全国平均を大きく上回る結果を残しています。
偏差値だけで選ぶのではなく、取得できる資格の幅・附属病院の規模と実習環境・立地を総合的に比較し、オープンキャンパスで自分の目で確かめることが大切です。まずは気になる大学の資料をまとめて取り寄せてみてください。
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この記事の信頼性について
本サイトは、看護系教育機関に10年以上勤務する運営者が運営しています。
- 元 看護専門学校 職員
- 現 看護大学 職員
掲載偏差値について
偏差値については算出方法の違いにより変化いたします。掲載の偏差値は看護系予備校や模擬試験で発表される偏差値を参考に管理人が独自に算出した値です。毎年の各校の受験者数などにより難易度は変わります。偏差値は各校の優劣を示すものではありません。めやす・参考程度としてください。


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