広島県内の看護専門学校の偏差値一覧と、現役職員おすすめの3校をまとめています。
広島の看護専門学校は全9校だが、うち1校(広島県厚生連尾道看護専門学校)は令和9年3月末に閉校するため実質8校。公立2校の入学金が6,000円前後という破格の安さが広島の特徴で、全国の中でもトップクラスの低学費を誇る。呉市に3校集中しているのも珍しく、旧海軍工廠の街・呉らしい医療インフラの集積を感じる。どの学校も長い歴史と地域とのつながりを持った誇り高い学校ばかりだ。
💡 この記事のポイント
- 広島の看護専門学校は実質8校(尾道看護専門学校は令和9年3月末閉校)
- 広島県立三次看護専門学校は入学金5,600円(県内)・年間132,000円と全国最安水準
- 広島市立看護専門学校も入学金5,650円(市内)・月額11,000円の公立最安
- 尾道市医師会看護専門学校・呉市医師会看護専門学校は4年制(昼間定時制)
- 社会人入試なし:広島市立看護専門学校のみ
⚠️ 閉校情報
広島県厚生連尾道看護専門学校(尾道市古浜町7-19)は令和6年4月入学生をもって募集を停止し、令和9年(2027年)3月末をもって閉校します。現在は入学できません。
広島県の看護専門学校 偏差値一覧【2027年版】
全8校(現役)の偏差値・所在地一覧
偏差値は看護系予備校や模擬試験で発表される偏差値を参考に管理人が独自に算出した値です。広島県の最大の特徴は公立2校の入学金が6,000円前後という全国最安水準にある点です。広島県立三次看護専門学校(年間132,000円)・広島市立看護専門学校(月額11,000円・年間132,000円)はいずれも全国的にも破格の低学費で学べる看護専門学校です。
| 偏差値 | 学校名 | 所在地 | 運営 | 一言特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 62 | 広島市立看護専門学校 | 広島市中区富士見町11-27 | 公立 | 入学金5,650円(市内)・月額11,000円・社会人入試なし |
| 60 | 広島県立三次看護専門学校 | 三次市東酒屋町字敦盛518-1 | 公立 | 入学金5,600円(県内)・年間132,000円・准看対象第2看護学科あり |
| 58 | 呉医療センター附属呉看護学校 | 呉市青山町3-1 | 独法 | 昭和38年開設・学生寮あり・専門実践給付金対象・社会人入試あり |
| 56 | 呉共済病院看護専門学校 | 呉市西中央3-2-4 | 法人 | 明治37年創設・学生寮あり・独自奨学金あり・社会人入試あり |
| 55 | 福山市医師会看護専門学校 | 福山市三吉町南2-11-25 | 法人 | 明治41年前身設立・定員80名・専門実践給付金対象・社会人入試あり |
| 54 | 尾道市医師会看護専門学校 | 尾道市栗原東2-4-33 | 法人 | 4年制(昼間定時制)・病院奨学金制度あり・アルバイト可・社会人入試あり |
| 53 | 呉市医師会看護専門学校 | 呉市朝日町15-24 | 法人 | 4年制(昼間定時制)・入学金150,000円・年間400,000円・社会人入試あり |
| 50 | 福山医療専門学校 | 福山市引野町南1-6-45 | 法人 | 平成30年開設・医療系総合校・スクールバスあり・社会人入試あり |
※偏差値は看護系予備校や模擬試験のデータをもとに管理人が独自に算出。めやす・参考程度としてください。
※広島市立看護専門学校の社会人入試はありません。他の7校は全て社会人入試あり。
※広島県立三次看護専門学校の入学金:県内住所者5,600円・それ以外7,910円。広島市立看護専門学校:市内5,650円・市外8,470円。
※尾道市医師会看護専門学校・呉市医師会看護専門学校は4年制(3年課程昼間定時制)です。
※広島県厚生連尾道看護専門学校は令和9年3月末閉校のため表から除いています。
偏差値の見方と注意点
広島の専門学校を一言で表すと「公立2校とそれ以外」の二極構造だ。広島市立(月1.1万)と広島県立三次(年13.2万)は入学金6,000円以下という全国でも珍しい超低学費。3年間の授業料だけなら約40万円と、他校の1年分より安い。テキスト代等を含めても4年間で60〜70万円台に収まるはずだ。
一方で呉医療センター附属・呉共済・福山市医師会などは年間50〜60万円台(諸経費別)で「安め〜普通」の水準。福山医療専門学校だけは年間128万円と突出して高い。専門学校に進む理由の一つが「大学より安い」なら、福山医療専門は大学と変わらない費用になることは頭に入れておいてほしい。
広島県でおすすめの看護専門学校 TOP3
1位 広島市立看護専門学校
2位 広島県立三次看護専門学校
3位 呉医療センター附属呉看護学校
広島の看護専門学校を選ぶポイント
学費で選ぶ — 公立2校が圧倒的最安
広島市立看護専門学校(入学金5,650円・年間132,000円)・広島県立三次看護専門学校(入学金5,600円・年間132,000円)が圧倒的な最安水準。4年間の総学費は約50〜60万円と、他校の1年分の授業料より安いほどです。次いで呉市医師会看護専門学校(入学金150,000円・年間500,000円)が法人立の中では安い水準です。福山医療専門学校(年間1,280,000円)は医療系総合校として最高水準です。
准看護師から正看護師を目指す方
広島市立の第二看護学科(2年課程3年制昼間定時制)・広島県立三次の第2看護学科(2年制・准看護師対象)の2校に進路がある。すでに医療現場で働きながら正看護師を目指すなら、公立の定時制課程はコストと時間のバランスが非常に良い選択肢だ。
社会人入試で選ぶ
広島市立看護専門学校のみ社会人入試なし。他の7校(呉医療センター附属・広島県立三次・呉共済・福山市医師会・尾道市医師会・呉市医師会・福山医療専門)は全て社会人入試あり。専門実践教育訓練給付金指定講座は広島市立・広島県立三次・呉医療センター附属・福山市医師会の4校が指定されています。
4年制(定時制)で選ぶ
尾道市医師会・呉市医師会の2校が4年制(昼間定時制)。1日の時間割が短い分、平日の夕方や週末に余裕がある。「1年でも早く働きたい」人には3年制の方が向いているが、「焦らずじっくり学びたい」「ある程度仕事と並行させたい」なら定時制という選択肢はアリだ。特に尾道市医師会は学校経由で病院・診療所のアルバイトを紹介してもらえるので、在学中から医療現場の感覚を身につけながら学費の足しにすることができる。
エリアで選ぶ
呉市に3校・広島市に1校・福山市に2校・三次市に1校・尾道市に1校と、広島県全体に散らばっている。通学のしやすさを最優先にするなら、まず自分の住んでいる場所から近い学校を調べるのが現実的だ。広島市在住なら広島市立一択になることが多い。呉在住なら3校から選べるのでゆっくり比較できる。福山・備後エリアは2校あるが、学費と学校の雰囲気でかなり違う。三次や庄原に住んでいるなら広島県立三次が圧倒的に地理的メリットがある。尾道・因島エリアは尾道市医師会だけになるが、4年定時制なのでアルバイトしながらでも通いやすい設計になっている。
各校の特色を詳しく解説
呉共済病院看護専門学校(呉市西中央3-2-4)
明治37年(1904年)に看護婦養成所として開設した、広島県内でも最も歴史ある看護学校のひとつです。呉市西中央3-2-4に位置する呉共済病院に附属しており、病院と一体となった充実した実習環境が強みです。定員35名と小規模なため教員と学生の距離が近く、きめ細やかなサポートが受けられます。学生寮あり・独自の奨学金制度あり・学校見学可(要事前申込)・社会人入試あり・高等教育修学支援新制度対象。テキスト代等別途費用に注意が必要です。
福山市医師会看護専門学校(福山市三吉町南2-11-25)
明治41年(1908年)に福山町の有志医師が設置した私立福山産婆看護婦養成所を前身に持つ、100年以上の歴史を誇る看護専門学校です。定員80名と広島県専門学校では最大規模で、主な実習施設は福山市民病院・福山医療センター・日本鋼管病院など福山エリアの主要病院です。入学金200,000円・年間授業料444,000円(設備費120,000円・実習費70,000円別途)。専門実践教育訓練給付金指定・高等教育修学支援新制度対象・社会人入試あり。
尾道市医師会看護専門学校(尾道市栗原東2-4-33)
昭和51年(1976年)に尾道市医師会高等看護学院として開校した4年制(昼間定時制)の看護専門学校です。病院奨学金制度あり・学校紹介による尾道市内などの病医院で医療補助者としてアルバイトをしながら学ぶことが可能という特色があります。尾道市栗原東2-4-33に位置し、尾道エリアの医療機関への就職を志す方に向いています。入学金230,000円・年間授業料460,000円(前後期230,000×2)・施設費年間36,000円・実習費年間30,000円別途。
呉市医師会看護専門学校(呉市朝日町15-24)
昭和29年(1954年)に呉市医師会准看護婦養成所として創立。入学金150,000円・年間授業料400,000円(施設費・実習費各50,000円別途)と法人立としては安い水準。定員30名の小規模校で、呉市朝日町15-24に位置する。4年制定時制で1日の時間割に余裕があり、地域の医師会が運営するぶん呉市内の医療機関との距離が近い。卒業後は呉市エリアで働きたい人向けの選択肢だ。高等教育修学支援新制度対象・社会人入試あり。
福山医療専門学校(福山市引野町南1-6-45)
平成30年(2018年)開設の比較的新しい医療系総合専門学校。看護学科・作業療法学科・理学療法学科・救急救命学科の4学科が同じキャンパスにある。年間授業料1,280,000円(前後期640,000円×2)と他の広島の専門学校と比べると2〜10倍近い学費になるので、費用対効果はよく検討してほしい。スクールバスあり・学生専用駐車場ありで車での通学がしやすい。社会人入試あり。「リハビリ職や救急と一緒にチーム医療を学びたい」という明確な目的がある人には向いているが、そうでなければ学費の安い公立校を優先する方が合理的かもしれない。
呉エリアの看護専門学校 徹底比較
広島県の看護専門学校で特徴的なのが、呉市に3校も集中していること。同じ呉でもそれぞれキャラクターが全然違うので、整理しておくわ。
呉医療センター附属呉看護学校(青山町)は国立病院機構の附属校で歴史60年以上。NHO全国ネットワークで就職できるのが強み。学生寮もあって県外からも来やすい。入学金250,000円。
呉共済病院看護専門学校(西中央)は明治37年創設という広島県内最古クラスの看護学校。定員35名の少人数制で、呉共済病院に附属している。病院奨学金と独自奨学金の両方がある。
呉市医師会看護専門学校(朝日町)は4年制定時制で入学金150,000円・年間授業料400,000円と法人立の中では安い部類。定員30名のアットホームな環境で、4年間かけてじっくり学べる。
3校とも呉市内だが場所はそれぞれ違う。実習先の病院も異なるので、どの病院・エリアで働きたいかで選ぶといい。迷ったら3校のオープンキャンパスを全部回ってみるのが早い。同じ呉の中でも雰囲気は全然違うはずだ。
学費の実態 — 4年間でいくらかかる?
授業料だけで比べると公立2校が圧倒的に安いが、実際には教材費・白衣代・テキスト代が別途かかる。公立2校でも3年間の諸費用を合計すると50〜70万円程度になる計算だ。
一方で呉医療センター附属は入学時だけでテキスト代約18万円・白衣等約4万円が加わるのでトータルコストを事前に確認しておきたい。尾道市医師会(4年制)は4年間の教材費目安が約420,000円(教科書・実習白衣・模擬試験代含む)と別途まとめて記載してくれている点がわかりやすい。
福山医療専門学校は年間1,280,000円と他校の2〜3倍の授業料だが、理学療法・作業療法・救急救命の学生と同じキャンパスで学べるメリットがある。多職種連携を肌で感じながら学びたい人向けだ。オープンキャンパスで実際の雰囲気を確かめてから判断することをすすめる。
広島の看護師需要と卒業後のキャリア
広島県は人口278万人で中国地方最大の医療圏。広島大学病院・広島市立広島市民病院・広島赤十字・原爆病院・県立広島病院・土谷総合病院など大病院が揃っており、専門学校卒でも就職先には困らない。
呉市は旧海軍の街で現在も製造業が盛んだが、高齢化に伴い医療需要は高まっており、呉医療センター・呉共済病院・呉市医師会病院など地域医療の核となる病院が複数ある。専門学校も3校集中していることはそれだけ需要があるということだ。
三次・庄原エリアは中山間地域で医師・看護師不足が深刻な課題。広島県立三次を卒業してこのエリアに残ってくれる看護師はまさに地域の宝で、修学資金の返還免除制度が使いやすいのもそのためだ。「低学費で学びながら地域医療に貢献したい」という人には、この学校はかなりいい選択肢だと思う。
社会人から広島の看護専門学校を目指す方へ
7校が社会人入試あり(広島市立のみなし)。お金の面でいうと、専門実践教育訓練給付金の対象は広島市立・広島県立三次・呉医療センター附属・福山市医師会の4校。雇用保険2年以上あれば最大168万円もらえる。低学費の公立2校でこれが使えるのはかなりお得だ。
准看護師をすでに持っている人には、広島市立の第二看護学科・広島県立三次の第2看護学科(どちらも2年制定時制)がある。すでに現場で働いているなら、尾道市医師会の「病医院アルバイト可」も現実的な選択肢だ。学校経由で地元の病医院のアルバイトを紹介してもらいながら学費の足しにできる。医療現場のリアルを在学中から体感できるのは大きなアドバンテージだ。
広島県の修学資金貸付制度(月最大4万円・県内就職で返還免除)も忘れずに確認を。特に三次・庄原エリアは人材不足が深刻なため、広島県立三次を選べば制度を使いやすい環境にある。
広島の看護専門学校に関するよくある質問
Q. 広島県厚生連尾道看護専門学校はまだある?
A. 令和6年4月入学生をもって募集を停止しており、令和9年(2027年)3月末をもって閉校します。現在は入学できません。代わりに尾道エリアの看護専門学校としては尾道市医師会看護専門学校(尾道市栗原東2-4-33)が選択肢です。
Q. 広島県で学費が安い看護専門学校はどこ?
A. 圧倒的最安は広島市立看護専門学校(入学金5,650円・月額11,000円)と広島県立三次看護専門学校(入学金5,600円・年間132,000円)の公立2校です。4年間の総学費は諸経費含めても約50〜60万円程度と全国最安水準のひとつです。法人立では呉市医師会看護専門学校(入学金150,000円・年間500,000円)が安い水準です。
Q. 4年制の看護専門学校はどこ?
A. 尾道市医師会看護専門学校(4年制・昼間定時制・社会人入試あり・アルバイト可)と呉市医師会看護専門学校(4年制・昼間定時制・社会人入試あり)の2校です。また広島市立看護専門学校と広島県立三次看護専門学校には准看護師対象の第二看護学科(2年課程3年制昼間定時制)も設置されています。
Q. 広島市内で通える看護専門学校は?
A. 広島市内にキャンパスがあるのは広島市立看護専門学校(中区富士見町11-27)のみです。呉医療センター附属呉看護学校・呉共済病院看護専門学校・呉市医師会看護専門学校は呉市(広島市から電車で40〜60分)にあります。
Q. 呉に看護専門学校が3校あるのはなぜ?
A. 呉は旧海軍の街として発展した経緯から医療インフラが早くから整備されており、現在も人口約20万人のエリアに大病院が複数ある。国立病院機構の呉医療センター・呉共済病院・呉市医師会病院はいずれも地域の主要病院で、それぞれが看護師養成機関を持つ形で3校が並立した。実習先・就職先が各校で異なるため、どの病院で働きたいかで選ぶといい。
Q. 広島市立と広島県立三次、どちらがおすすめ?
A. 学費はほぼ同じ(どちらも年間132,000円)。違いは立地と社会人入試の有無。広島市立は広島市中区という利便性の高い場所にあり定員80名と大きめ、ただし社会人入試はない。三次は広島市から北へ約70km、定員60名で社会人入試あり・准看護師対象の第2看護学科もある。広島市近郊に住んでいるなら市立、三次・備北エリアで地域医療に関わりたいなら県立三次、という選び方が自然だ。
まとめ
広島の看護専門学校は8校(尾道厚生連は令和9年3月閉校)。学費・エリア・学制がかなり違うので、まず自分の条件を整理してから選ぶのがいい。
とにかく学費を抑えたいなら広島市立(月1.1万円)か広島県立三次(年13.2万円)で決まり。どちらも入学金が6,000円以下で、私立大学と比べると4年間で200万円以上の差が出る。ただし広島市立は社会人入試なし・偏差値62と競争も激しいので注意が必要だ。
社会人で働きながら学びたいなら、尾道市医師会(4年制・アルバイト可)か呉市医師会(4年制定時制)を検討してみてほしい。専門実践給付金の対象校(呉医療センター附属・広島市立・広島県立三次・福山市医師会)を選べば最大168万円の給付が受けられる。
就職先で選ぶなら、NHO系病院に強い呉医療センター附属、福山・備後エリアなら福山市医師会(定員80名・明治41年前身)、三次・備北の地域医療なら広島県立三次が有力だ。いずれの学校も地域の医療現場と密接につながっており、卒業後すぐに即戦力として活躍できる環境が整っている。
まずは気になる学校のオープンキャンパスに行って、雰囲気・先生・実習室を自分の目で確かめてほしい。ネットの情報だけで決めるのはもったいない。資料請求は複数校まとめてやるとパンフを並べて比較できるので便利だ。広島は瀬戸内の温暖な気候と豊かな食文化がある住みやすい土地で、看護師として働く環境も充実している。ここで学んだ3〜4年が、その後のキャリアをしっかり支えてくれるはずだ。
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この記事の信頼性について
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- 現 看護大学 職員
掲載偏差値について
偏差値については算出方法の違いにより変化いたします。掲載の偏差値は看護系予備校や模擬試験で発表される偏差値を参考に管理人が独自に算出した値です。毎年の各校の受験者数などにより難易度は変わります。偏差値は各校の優劣を示すものではありません。めやす・参考程度としてください。


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