長崎県内の看護系大学の偏差値一覧と、現役職員おすすめの3校をまとめています。
長崎の看護大学は3校だけ。シンプルだからこそ選びやすい。国立の長崎大学・公立の長崎県立大学・私立の活水女子大学という構成で、3校とも第115回国試で全国平均(96.3%)以上を達成している。特に活水女子大学は56名受験・56名全員合格・100%という結果で、知名度は高くないが実力は本物だ。
なお活水女子大学は令和7年度(2025年)より看護学科が男子を受け入れ開始した。2024年度以前は女子のみだったので注意。
💡 この記事のポイント
- 長崎の看護大学は3校(国立1・公立1・私立1)
- 3校全て第115回国試で全国平均(96.3%)以上を達成
- 活水女子大学は56名受験・100%を達成
- 活水女子大学は令和7年度より男子受け入れ開始(実質共学化)
- 長崎大学・長崎県立大学は年間授業料535,800円の国公立水準
📢 変更情報
活水女子大学 看護学部看護学科:令和7年度(2025年4月)入学より男子学生の受け入れを開始。それ以前は女子のみの学科でしたが、現在は男女ともに受験できます。
長崎県の看護大学 偏差値一覧【2027年版】
全3校の偏差値・所在地一覧
偏差値は看護系予備校や模擬試験のデータをもとに管理人が独自に算出した値。長崎は3校と少ないが、3校とも第115回で96%以上という均質な高水準だ。合格率で迷う必要はなく、学費・立地・進路の方向性で選ぶのが正解。
| 偏差値 | 大学名 | 学部・学科 | 所在地 | 運営 | 第115回合格率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 42.5 | 長崎大学 | 医学部保健学科 看護学専攻 | 長崎市坂本1丁目7-1 | 国立 | 96.8% |
| 45.0〜47.5 | 長崎県立大学 | 看護栄養学部 看護学科 | 西彼杵郡長与町まなび野1丁目1-1 | 公立 | 98.4% |
| ※1 | 活水女子大学 | 看護学部 看護学科 | 大村市久原2丁目1246-3 | 私立 | 100% |
※偏差値は看護系予備校や模擬試験のデータをもとに管理人が独自に算出。めやす・参考程度としてください。
※第115回合格率は旺文社教育情報センター集計(厚生労働省発表)による新卒合格率。大学新卒全国平均96.3%。
※1 活水女子大学:共通テスト得点率37%が目安。令和7年度より男子受け入れ開始。
※長崎大学の偏差値42.5・共通テスト得点率58%。長崎県立大学は共通テスト得点率52〜54%。
※長崎県立大学の入学金は県内生176,500円・県外生353,000円。
長崎でおすすめの看護大学 TOP3
3校なので全校ご紹介する。
1位 長崎県立大学 看護栄養学部看護学科
2位 長崎大学 医学部保健学科看護学専攻
3位 活水女子大学 看護学部看護学科
長崎の看護大学を選ぶポイント
学費で選ぶ
長崎大学(国立・年間535,800円)と長崎県立大学(公立・年間535,800円)が最安。4年間で約225万円と、活水女子大学(年間967,000円・4年間約414万円)と比べると約190万円の差がある。長崎県立大学は県内在住者の入学金が176,500円と安い水準で、長崎県民には特に有利だ。
立地で選ぶ
長崎大学(長崎市坂本・大学病院隣接)と長崎県立大学(長与町まなび野・長崎市外)、活水女子大学(大村市・長崎空港近く)と3校がそれぞれ異なるエリアに位置している。長崎市内で学びたいなら長崎大学一択。長与町・大村市は長崎市から30〜40分程度のアクセスになる。
保健師・助産師課程で選ぶ
保健師課程は活水女子大学(選択制・15名)・長崎大学(設置状況は最新の募集要項で確認)。養護教諭一種免許状は長崎県立大学(選択制・10名)で取得可能。助産師課程は長崎3校いずれも設置していないため、助産師を目指す場合は熊本・佐賀・大阪などの大学を視野に入れる必要がある。
長崎の看護師需要と就職事情
長崎県は人口約122万人(2024年)と人口減少が続いているが、高齢化率が全国上位で看護師需要は高い。長崎大学病院・長崎みなとメディカルセンター(旧・長崎市立市民病院)・長崎原爆病院・国立病院機構長崎医療センターなど質の高い基幹病院が集積している。
長崎は離島・へき地医療も重要な課題で、壱岐・対馬・五島列島などの島しょ部への医療人材確保が続いており、長崎県の修学資金貸付制度(月額最大40,000円・県内就職で返還免除)と組み合わせれば、離島医療に携わりながらキャリアを積む選択肢もある。
長崎は出島・オランダ坂など異国情緒溢れる文化と、美しい港の景色が特徴的な街だ。4年間の学生生活を過ごす環境としての魅力も高い。ちゃんぽん・皿うどん・カステラ・トルコライスなど食文化も豊かで、学生生活のQOLは高い。長崎市内のアパート家賃も都市部と比べて安く、仕送りや奨学金でもやりくりしやすい環境だ。坂の多い地形で日常的によく歩くため、意外と体力がつくというのも長崎あるあるだ。稲佐山からの夜景・軍艦島クルーズ・出島など、休日の過ごし方も充実している。勉強と生活のバランスを取りながら充実した4年間を送れる街だ。
長崎の3校を徹底比較
長崎大学 vs 長崎県立大学 — 国立と公立の違い
学費は両校ともほぼ同じ(年間535,800円)。大きな違いは立地・学科構成・難易度だ。長崎大学は理学療法・作業療法と同じ保健学科で多職種連携が学べ、大学病院が隣接している点が強み。入試難易度は共通テスト得点率58%と高め。長崎県立大学は栄養健康学科と同じ学部で管理栄養士との連携教育が特色。共通テスト得点率52〜54%と長崎大学より入りやすい。県内生の入学金が176,500円と安い点は長崎県民には有利だ。どちらが「上」というわけではなく、多職種連携の方向性(リハビリ職か栄養士か)で選ぶといい。就職先で見ると両校とも長崎大学病院・長崎みなとメディカルセンター・長崎原爆病院への実績があり、学歴による差は小さい。長崎大学は偏差値・共通テスト得点率ともに高く難関だが、長崎県立大学も得点率52〜54%と決して低くない。「どちらに入れるか」より「どちらで学びたいか」で選ぶのが正解だ。
活水女子大学 — 100%の実力と変化
活水女子大学は1886年に設立されたミッション系の伝統校で、長崎の地に根ざした140年以上の歴史を持つ。看護学部は2009年開設と比較的新しいが、第115回国試で56名全員合格・100%という結果は実力の証明だ。偏差値や共通テスト得点率は低いが、4年間のカリキュラムと国試対策で着実に力をつけられる環境が整っている。令和7年度から男子受け入れを開始したため、今後の入試倍率や学内環境の変化は注目点だ。大村市という立地は長崎市より不便だが、長崎空港から近く、離島・島しょ部からのアクセスは逆に良い。また入学金250,000円・年間967,000円という学費水準は、長崎の私立看護大学としては標準的だ。独自の奨学金制度を活用すれば実質負担を減らすことができる。キリスト教系の建学理念「愛と奉仕」が学風の根底にあり、看護師として大切な「ケアの心」を育む環境として評価が高い。
長崎で看護師を目指す意味
長崎は日本の近代医療の発祥地のひとつでもある。安政4年(1857年)に設置された長崎大学の前身・医学伝習所はオランダの医師ポンペが開いた西洋医学の教育機関で、日本の近代看護教育の流れともつながっている。そういう歴史的な文脈の中で看護を学ぶことには、他の都市とは違う重みがある。
出島・グラバー園・軍艦島など歴史の舞台が日常にある街で過ごす4年間は、看護師としての視野を広げてくれるはずだ。世界初の原爆投下都市として、放射線被曝の影響を専門的に研究・診療してきた長崎大学病院の存在も、長崎ならではの医療環境だ。
離島・へき地医療という課題は、長崎の看護師にとって現実の問題だ。壱岐・対馬・五島列島では看護師不足が続いており、島しょ部の病院・診療所で働く看護師は「地域医療の最前線」を担っている。都市部の病院で働くのとは違う、濃密な患者との関係と地域全体を支える責任感は、長崎で看護を学んだ人だからこそ自然に身につけられるものかもしれない。長崎大学には熱帯医学研究所があり、感染症・熱帯病の研究拠点として世界的に知られている。看護師として国際的な医療支援・グローバルヘルスに関心がある人にとって、長崎大学のキャンパスには通常の看護大学にはない刺激がある。長崎はかつてオランダ・中国・ポルトガルなど多様な文化が交わった国際都市で、その開かれた精神は現在の医療・看護教育にも引き継がれている。グローバルな視野を持った看護師を目指すなら、長崎という土地そのものが大きな学びの場になるはずだ。
長崎の看護大学 学費比較と奨学金
| 大学名 | 設置 | 入学金 | 年間授業料 | 第115回合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 長崎大学 | 国立 | 282,000円 | 535,800円 | 96.8% |
| 長崎県立大学 | 公立 | 176,500〜353,000円 | 535,800円 | 98.4% |
| 活水女子大学 | 私立 | 250,000円 | 967,000円 | 100% |
※nurseschool.info(令和8年度)に基づく目安。最新の募集要項を必ず確認してください。長崎県立大学の入学金は県内在住176,500円・県外353,000円です。
国公立2校と私立1校の差は4年間で約190万円。活水女子大学は100%の合格実績と保健師課程があるため、純粋な学費だけで判断せず、進路の方向性と照らし合わせて選ぶといい。長崎県の修学資金貸付制度(月額最大40,000円・県内就職で返還免除)を活用すれば、活水女子大学に通いながらも実質負担を軽減できる。
社会人から長崎の看護大学を目指す方へ
3校全てが社会人入試(学校推薦型・総合型選抜)を設けており年齢制限はない。国公立(長崎大学・長崎県立大学)は共通テストが基本なので、働きながら共通テストの準備が必要になる。活水女子大学は私立の入試方式が多様で、社会人からのチャレンジがしやすい環境だ。長崎県の修学資金貸付制度は社会人の看護学生にも対応しており、県内就職を前提に借りれば返還免除になる。キャリアチェンジとして看護師を目指す社会人の方は、ぜひ各校のオープンキャンパスで詳細を確認してほしい。長崎は人口減少・高齢化が続く中で医療人材の確保が急務で、社会経験を持つ看護師を歓迎する病院・施設も多い。前職の経験を活かしながら看護師としてのキャリアを積むことで、より患者に寄り添ったケアができる看護師として活躍できるはずだ。
長崎の看護大学に関するよくある質問
Q. 長崎で助産師を目指せる大学はある?
A. 長崎県の3大学はいずれも助産師課程を設置していない。長崎県内の専門学校(長崎市医師会看護専門学校など)にも助産師課程はない。長崎で看護師になってから助産師を目指す場合は、熊本・佐賀・大分などの近隣県の大学(助産師課程あり)や助産師専攻科への進学が選択肢となる。
Q. 長崎で学費が安い看護大学は?
A. 長崎大学(国立・年間535,800円)と長崎県立大学(公立・年間535,800円)が同水準で最安。長崎県立大学は県内生の入学金176,500円という優位点もある。活水女子大学(年間967,000円)は私立として標準的な学費水準だ。
Q. 活水女子大学は男子も受験できる?
A. 令和7年度(2025年4月)入学より看護学科が男子を受け入れている。それ以前は女子専用学科だった。「活水女子大学」という校名から女子大と思われがちだが、現在は看護学科に限り男子も受験・入学できる。大学全体の共学化については公式サイトを確認してほしい。
Q. 長崎の看護師不足はどれくらい深刻?
A. 長崎県は高齢化率が高く、離島・へき地が多い地形から慢性的な看護師不足が続いている。特に壱岐・対馬・五島列島など島しょ部の病院・診療所では看護師確保が重要課題だ。長崎県の修学資金貸付制度(月額最大40,000円・県内就職で返還免除)を活用して島しょ部に就職するキャリアは、地域への貢献と経済的な支援制度の組み合わせとして現実的な選択肢になる。「いつかは島に帰って地域医療に貢献したい」と考えている長崎の離島出身者にとって、県内の3大学は地元に近い選択肢として特に意義深い。島しょ部の出身者が長崎の大学で学んで地元の医療を支えるという循環は、長崎の医療を持続させる上でも重要な意味を持つ。
Q. 長崎大学の看護学専攻はどんな環境?
A. 長崎大学医学部保健学科には看護学専攻のほか理学療法学専攻・作業療法学専攻が設置されており、同じ学科でリハビリ職と一緒に学べる多職種連携の環境だ。坂本キャンパスには長崎大学病院が隣接しており、在学中から急性期医療の現場に近い環境で実習が受けられる。安政4年(1857年)の医学伝習所を創基とする歴史の重みも、長崎大学で学ぶ意味のひとつだ。
Q. 長崎県立大学の看護学科と栄養健康学科の違いは?
A. 長崎県立大学看護栄養学部には看護学科(定員60名)と栄養健康学科が設置されている。看護学科は看護師・保健師(選択制・10名)を目指す4年制課程で、栄養健康学科は管理栄養士・栄養士を目指す。同じ学部に両学科があることで、在学中から栄養士・管理栄養士と顔なじみになり、チーム医療の考え方を自然に身につけられる。入院患者の食事療法・栄養管理への理解が深まる点は、臨床の現場でも活きてくるはずだ。
Q. 長崎の病院の給与水準はどれくらい?
A. 長崎県の看護師初任給は概ね月額22〜26万円程度(夜勤手当別途)で、都市部(東京・大阪)と比べると低めだが、物価・家賃が安い分の生活コストを考えると実質的な生活水準はそれほど変わらない。長崎大学病院・長崎みなとメディカルセンターなど急性期の大病院では夜勤手当・各種手当が充実しており、3〜5年の経験を積めば年収400万円台に達するケースも多い。島しょ部(五島・対馬・壱岐)の診療所や病院では離島手当が加算される場合があり、給与面で都市部より有利な条件になることもある。
Q. オープンキャンパスはいつ開催される?
A. 各大学によって異なるが、一般的に5月〜8月に複数回開催されることが多い。長崎大学・長崎県立大学・活水女子大学いずれも公式サイトに日程が掲載されるので、早めに確認して申し込んでほしい。長崎は交通の便が少し不便なので(九州新幹線の延伸で佐賀・福岡からのアクセスは改善)、遠方から訪れる場合は宿泊も含めた計画を立てておきたい。3校のキャンパスが長崎市・長与町・大村市と離れているので、1回の長崎訪問で複数校を回ることも検討してみてほしい。長崎市から長与町は車で20〜30分、大村市は車で40〜50分程度。九州新幹線西九州ルートが開通してからは佐賀・諫早方面からのアクセスも改善している。遠方から来る場合は長崎駅周辺に宿泊して翌日に長与・大村を回るルートが効率的だ。長崎の食・景色・歴史を楽しみながら進学先を探す旅は、きっと記憶に残る体験になる。
九州の看護大学との比較
九州6県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎)の中で長崎県は3校と最少の部類に入る。選択肢が少ない分、隣県(佐賀・熊本)の大学も視野に入れながら選ぶことをすすめる。佐賀県には佐賀大学・西九州大学(2校)があり、熊本には熊本大学・九州看護福祉大学・熊本保健科学大学(3校)がある。長崎から佐賀・熊本への通学・下宿進学も十分選択肢になる距離だ。
第115回国試では佐賀大学(100%・57名)・熊本大学(100%・70名)も100%を達成しており、九州全体として国公立大学の合格率水準は高い。長崎大学(96.8%)・長崎県立大学(98.4%)・活水女子大学(100%)もその流れの中に位置している。長崎から九州本土の大学に進学する場合、福岡(新幹線利用で2時間前後)・佐賀(1時間30分前後)が現実的な通学・下宿圏だ。長崎内の3校と九州各県の大学を並べて比較しながら、自分にとってベストな進学先を探してほしい。
まとめ
長崎の看護大学は3校と少ないが、3校全てが第115回国試で96%以上という均質な高水準だ。選択肢が少ない分、「どこで学ぶか」より「どこで働きたいか」「学費をいくらかけられるか」という軸で選ぶのがシンプルでいい。
学費最優先なら長崎大学か長崎県立大学(どちらも年間535,800円)。長崎大学病院で実習・就職したいなら長崎大学。栄養士との多職種連携が面白そうなら長崎県立大学。保健師課程を取りたいなら活水女子大学(15名・選択制)が確実。合格率だけで選ぶなら活水女子大学(100%)だが、長崎大学(96.8%)・長崎県立大学(98.4%)も十分高水準なので、3校いずれを選んでも国試合格という点では安心して進学できる。選択肢が3校しかない分、迷いが少ないのが長崎の良さでもある。自分がどの病院で働きたいか・どのエリアで暮らしたいかを軸に、シンプルに決めてほしい。
長崎の看護師は離島・へき地医療という独特の課題と向き合うことも多く、そこに関心がある人にとって長崎で学ぶことには特別な意味がある。出島の街・長崎で4年間を過ごすことは、看護師としてのキャリアだけでなく人としての視野も広げてくれるはずだ。長崎で学んだ看護師は、医療の原点とも言えるこの土地の歴史・文化を体に染み込ませながら、患者さんに向き合う力を育んでいる。3校ともオープンキャンパスを開催しているので、ぜひ実際に足を運んで長崎の空気を感じてほしい。選択肢が3校だからこそ、全校のオープンキャンパスに行ける可能性も高い。パンフレットだけでは伝わらない「学校の空気感」を自分の目で確かめてから決断してほしい。まずは気になる大学の資料を取り寄せてみてほしい。
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この記事の信頼性について
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掲載偏差値について
偏差値については算出方法の違いにより変化いたします。掲載の偏差値は看護系予備校や模擬試験で発表される偏差値を参考に管理人が独自に算出した値です。毎年の各校の受験者数などにより難易度は変わります。偏差値は各校の優劣を示すものではありません。めやす・参考程度としてください。


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